小林よしのり

マッサンがつまらん

小林よしのり

2014年 11月 29日


NHK朝ドラの「マッサン」の視聴率が下がっているらしい。

当たり前だ。小さな男の沽券にこだわって、いつまでたっても

亀井商店に頭を下げることができん。

グダグダ無駄なことばっかりして、外人妻に母親のように

甘えて、チュウチュウされてばっかりで、ウイスキーづくりが

全然始まらん。

見てたらイライラするばっかりで、爽快感はゼロだ。

外人の女であるだけでも感情移入ができないのに、相武紗季は

すぐ出なくなるし、登場人物の誰を好きになったらいいのか

さっぱりわからん。

「ウイスキーを作らせてくれる会社に入りました」って、そんな

しょうもない報告をわざわざ親元にしに行くって一体どういう

バカ息子だ?

「少年ジャンプで連載始めることになりました」なんて報告を

わしは親にしに行ったりしてない。

勝手に連載始めただけじゃい!

連載を始めても、親戚連中は「終わったらどうするんだ?」と

寄ってたかって言いつのったが、わしは「終わらせんから大丈夫」

と言い張ったものだ。

連載が一年以上続いて、単行本が出て、ヒットして、その評判が

巷を駆け巡ったら、ようやく親も親戚も認めるようになるもんだ。

マッサン見てたら、回り道がくどすぎて、全然面白くない。

どうやってウィスキーを日本に根付かせたかが知りたくて、

朝食時だから見ているが、毎朝、欲求不満が溜まっていくから、

健康に悪い。

脚本をなんとかしなさいよ。