小林よしのり

「リベラルじゃダメですか?」の答え

小林よしのり

2014年 8月 16日


今、30分で香山リカの『リベラルじゃダメですか?』を

読んだが、新しい発見は何もない。

ただリベラルな自分は嫌われているという愚痴だけだ。

 

しかしこの新書、1ページあたりの文字数が少なくて、

活字が大きくて、読みやすい。

今度新書作るときは、見習うべきかもしれない。

 

香山リカはネットばっかり見て、ネトウヨの罵詈雑言に

負けてるだけなんじゃないか?

ツイッターなんかやってるから馬鹿が集まるんだ。

街灯に集まる蛾みたいなもんだ。

この新書でも白井聡を持ち上げてるから、やっぱり白井

ってリベラルの期待の星か。

 

香山は極端な格差を是正して「社会的公正さ」を守りたい

とか、新自由主義や排外主義はダメとか、原発や

集団的自衛権に反対とか、ヘイトスピーチに反対とか、

ほとんどわしと同じ考えのようではある。

 

だが決定的にわしと違うのは、わしは「皇室を敬戴すべし

が第一義であり、第二義は「自主防衛のための憲法改正

であるという点だ。

香山や白井は「共和制」を志向し、「護憲派」だから、

結局、「隠れアメリカ依存派」だ。

 

しかも「東京裁判史観」であり、「自虐史観」である。

だったらわしにとっては、やっぱり香山は「左翼リベラル」

であり、「親米エセ保守」という左翼と大して違いはない。

香山を攻撃しているネトウヨも「親米左翼」である。

 

「リベラルじゃダメですか?」と問われれば、ダメですと

答えるしかない。

ただし「親米エセ保守」も左翼だから、ダメです!