小林よしのり

野菜の日が終わって伸び伸び

小林よしのり

日々の出来事
2015年 8月 31日


突然寒い。つい最近までシャツパンツ一丁でクーラーつけて

仕事してたのに、今朝は長袖トレーナーとジャージに着替えた。

心配なのはポカQだ。

寒暖の差が分からない裸の大将みたいな奴だから、

冬でも半ズボンで仕事してたりする。

ちゃんと着るように周りが注意すること。

 

昨日は831日で野菜の日だったので、おめでとうと

言われないかと冷や冷やして身を縮めて過ごした。

 

レストランで突然、照明が落ちて、向こうの席のカップルの

周囲に店の者が集まり、ハッピバースデー♪と唱い出すと、

他のテーブルの見ず知らずの者まで拍手したりする。

他人の誕生が目出度いかどうか分からないじゃないか、

招来、殺し合うかもしれないじゃないか。

そもそもレストランで密かにケーキを準備してもらって、

バースデーを迎えるなんて、バブル期を引きずった

馬鹿くさい演出といい、他人を平然と巻き込んで、

同調圧力で拍手させる無神経さといい、やっぱり生まれて

こない方が良かった奴かも知れない

 

自分の生まれた日を祝福せよというのは独裁者なのかと

文句ばっかり言ってるわしは、生まれてきてすみませんと

謙虚にしているしかない。

恥ずかしながらこの世に生を受けましたと言いながら、

不愉快な嘘つき論者を嘲笑って傷つけてやる資格を得るのが

わしの流儀である。

などと言いながら、野菜の日には密かに女の祝福だけは

快く受けながら仕事していたわしでした。