小林よしのり

わしの創作のためのつぶやき

小林よしのり

日々の出来事
2015年8月29日 03:45


SAPIO」連載『大東亜論』のコンテをやっている。

途中まで描いてみたところで、新しい登場人物の

キャラをもっと立てなければと思い、また描き直している。

 

新人漫画家の頃は自分のコンテの欠陥を編集者に指摘され

ていたが、さすがに40年も描いていると、自分で描く

コンテを客観的に見る感覚も身についてきた。

遅すぎると思うが、遅咲きじじいなんだから仕方がない。

 

それに新人の時代はギャグ漫画だから、客観性の担保が

そもそも難しい。

何を可笑しいと感じるかは人によって違うのだから、

主観が強烈な才能に、読者が巻き込まれて笑う場合も

ある。

編集者とて予測がつかないのがギャグ漫画だ。

 

今は基本がストーリー漫画なので、これにはテクニックの

積み重ねが発揮される。

わしはストーリー漫画はまだ未開拓なので、今からもっと

上手くなるだろう。

 

『卑怯者の島』はわしの完全ストーリー漫画の切り札の

一枚だ。

完全ストーリー漫画もこれから第二弾、第三弾と描いて

いきたい。

雑誌連載ではなく、単行本描き下ろしで発表したい。

 

『大東亜論』は歴史的事実を入れながらの物語だから、

司馬遼太郎がやったことに近い。

これはこれで、わしの新たなジャンルの開拓である。

 

日曜いっぱいで今描いているコンテを完成させて、
月曜に仕事場に
送る予定だ。

スタッフは直ちに連載優先で、ペン入れに取り掛かって

欲しい。