小林よしのり

憲法改正が不可能になる道

小林よしのり

政治・経済
2015年 6月 16日


安倍政権はとんでもない失敗を犯している。

安保法制で立憲主義を守る気がないということを天下に

知らしめてしまった。

 

そんな政党が憲法改正を発議しても、国民投票で負ける

のは当たり前だ。

憲法改正が目標なら、少なくとも立憲主義は守るという

態度を見せておかねばならなかった。

 

強行採決をやってみればいい。

維新の会を味方につけて、後方支援をさせても意味はない。

維新の会も国民の敵になるだけだ。

 

憲法を形骸化させて暴走する権力が、新たな憲法を作ると

言っても、これ以上、まだ戦争に踏み込むつもりかと、

国民は恐怖するに決まっている。

 

安倍政権は、憲法改正の絶好の機会を、自ら摘んでしまった。

対米従属はまだまだ続く。