小林よしのり

国際平和支援法は国際戦争支援法と呼べ!

小林よしのり

2015年 4月 15日


米軍の後方支援のための恒久法のことを政府は

「国際平和支援法」と名付けるらしい。

いくらなんでも言葉をもてあそび過ぎじゃないか?

 

「積極的平和主義」もそうだが、「平和」と

名付ければ「戦争」も許されるという極限のごまかしを、

よく国民は許すものだ。

統一地方選も自民圧勝だから、国民はもうどうでもいい

気分なのだろう。

 

「国際戦争支援法」「積極的戦争主義」と、

メディアは正確に報じるべきなのではないか?

今まで反戦平和主義を宣伝して来たメディアならば、

こんなときこそ権力に抵抗して、権力の言葉の乱用を

批判すればいい。

我々は「国際戦争支援法」「積極的戦争主義」

としか呼ばないと宣言できるか?

 

それができないのなら、今までの反戦平和主義もニセモノ、

いざというときは政府権力に従って戦争協力する卑怯者に

過ぎなかったというわけだ。