小林よしのり

沖縄差別じゃないだろうが!

小林よしのり

2015年 3月 13日


沖縄の左翼は、ヤマトンチューの差別だと言うが、それは

違うだろう。

国民が無関心なだけだ。

エゴイズムばっかりで、他人のことなんかどうでもいいのが

一般国民なのだ。

 

「公」より「私」、自分の今日明日の暮らし向きだけが大事、

だから株価で経済がよくなると宣伝されりゃ、それを信じて

安倍政権に従うだけ。

 

国民が馬鹿だから、米軍基地辺野古移設、原発再稼働、年金・

郵貯の株運用等々、権力は迷いなくずんずん進む。

それを国民が許しているのだから、手の打ちようがない。

個々の政策に文句もありそうな世論調査が出て来ても、

安倍政権支持は圧倒的なのだから、自民党内にも反対勢力は

いなくなる。

 

権力を握ったら、とにかく居直って、やりたいようにやる、

ブレない、それが権力を握る者の教訓だろう。

ようするに謙虚さは要らない。

 

政権なんかどこになっても同じ、大して変わらないという

ニヒリズムが、安倍政権を支えている。

沖縄だって、ニヒリズムは一緒のはずだ。

沖縄県民だって、東北の復興や原発のことについて、真剣に

考えているはずがない。

憲法9条を守って、米軍基地だけじゃなく、自衛隊の基地まで

要らないと言ってる連中なんか、何も考えてやしない。

結局、沖縄も含む、日本国民全体がニヒリズムに浸っている

だけなのだ。