小林よしのり

『新戦争論』はシリーズ化するか?

小林よしのり

新刊情報
2015年 2月 22日


最近、新聞には新書のベストセラーの順位しか載らないが、

トーハンの17日調べでは、『新戦争論1』が3位になっている。

1位が山本彩写真集で、売れてるようだ。

さや姉はわしも好きなので、買うべきだろうか?

 

『新戦争論1』はじわじわ、だらだら売れるタイプのようで、

きっと読んだ人が面白い、深い、感動すると、口コミで伝えて

くれてるのだろう。

そして「好戦派」と「反戦派」の二極に分断された現在の日本には、

最も必要な視点だと、分かってくれる人が増えているのだと思う。

 

先日、幻冬舎の担当・志儀氏と打ち合わせをしたが、

『新戦争論』は2でも終わらないかもしれないと伝えておいた。

最近の国際情勢、並びに日本国内の言論の質の劣化を見てると、

語らなければならないテーマがどんどん増えていく。

『新戦争論』シリーズを読んだ人間と、読んでない人間では、

教養の格差がどんどん拡がっていくことになろう。

 

わしの進軍はまだ続くが、夏前には例の戦争大作も完成させる。

イデオロギーぬきの完全フィクションだが、戦争というものを

とことん見つめ直す恐ろしい漫画で、『新戦争論1』の

売り上げにも影響を与えることになろう。