小林よしのり

アイヌ語は復活できない

小林よしのり

2015年 2月 14日


ひとつ真理を書いておきます。

アイヌ語は書き文字がない。音しかない。

しかも北海道の各地で、それはバラバラです。

したがってアイヌ語は次世代に伝承させることが難しい。

 

発音で伝承するためには、祖父母から子へ孫へと

伝えなければならない。

それがそもそも途絶えている。

現在、アイヌ語をしゃべれる人はいないのです。

 

曾祖母くらいの人の発音を記録したテープを参考に、

復活させようと思っても、それがアイヌ語の標準語と

いうわけではない。

 

たまたま入手したテープを基に、アイヌ語を復活させよう

と言うのなら、日本語よりも、英語よりも猛勉強

しなければならない。

しかもその言葉は社会生活では何の役にも立たない。

しゃべる相手もいない。

それでもアイヌ文化を復活させるために、

人生を棒に振る覚悟で挑む人がいるのでしょうか?

 

頑張ってください。

アイヌ「民族」運動に嵌ってる若者たちに期待します。