小林よしのり

今日、わしは健康に感謝する仏の境地

小林よしのり

日々の出来事
2016年 2月 11日


よっしゃ、完全に治った。平熱に戻った。

自然な呼吸で、脳がくっきり、体が楽だ。

ありがとう。感謝します、我が細胞。

これが健康体の素晴らしさなのだが、普段は気づきもしない。

 

君たちも病気になれば、健康さえ手に入れば他には何も要らない

と思うに違いないのだよ。

 

ところが健康は自明のものだと思った瞬間、強欲が出て、あれも

足らん、これも不満と言い出すのだ。

人間は病気になって、健康になった瞬間だけ、仏の境地を知る。

 

今わしは明鏡止水の心境だ。

遠く社会の隅々までの腐敗を見通しながら、ふっふっふと微笑を

浮かべつつ、どいつもこいつもただではすまんぞとこめかみの

血管がぴくぴくするのを感じている。

 

馬鹿どもが、思い知らせてやるぞ!

微熱の最中もSpecial本の仕事を継続していたのは何のためと

思っとるんじゃい?

もちろん馬鹿退治のためじゃい!

首を洗って待ってろ!

 

ああ、仏になれない。