小林よしのり

わしの道徳性は?

小林よしのり

日々の出来事
2015年 12月 1日


誤解されるといけないので明言しておきますが、

わしは自分が道徳的に生きて来たとはとても言えない。

そもそも「道徳一直線」で生きてる人間がいたら、

それはギャグ漫画になります。

描いてみたいくらいです。

 

わしの道徳的感覚は『卑怯者の島』の主人公・神平に

近いのではないかな?

『卑怯者の島』は道徳のリアリティを描いた物語だと

言えるでしょう。

 

ただこれは言えるのですが、「良い人と思われたい」、

「良い人と思われた方が得だからそうする」という

感覚はバカバカしくて考えたこともない。

右派にも左派にも悪い人として嫌われている現状の

方が、自分を偽らずに済むからよっぽど気持ちがいい。

 

さらにこうも言えます。

もしイラク戦争で、大量破壊兵器が発見されていたら、

しかもイラクが日本のようにアメリカに簡単に平定され

ていたら、わしは『ゴーマニズム宣言』を止めていた

でしょう。