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小林よしのり

スタッフに告ぐ

小林よしのり

日々の出来事
2015年 11月 6日


Special本のために次から次に本を読んでいる。

画期的な作品を創ろうと思っているので、膨大な量の本を

読まなければならない。

無駄が一切ないように予定を組んでいるので、明日は

新幹線の中で本を読めるし、「ゴー宣道場」のあとでも

ホテルで読めるし、帰りの新幹線でも読める。

すでに一本、シナリオを上げているので、帰ったらすぐ

コンテを描き始められる。

そして読書の成果で次のシナリオだ。

 

絵も新しい分野が次々出てくるから、スタッフ諸君は、

雰囲気を上手く出して描いてほしい。

みんなもう日本兵が出てくる戦争の絵には飽きただろう。

違うジャンルで絵の楽しさをたっぷり味あわせる、

手元に置いておきたい本を創ろう。

あくまでも我々は漫画家だ。

知識を上回る楽しさを提供せねばならぬからな。

小林よしのり

漫画家

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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