小林よしのり

善意でやっても気持ちの齟齬は出る

小林よしのり

ゴー宣道場・公論イベント
2015年 10月 8日


関西「ゴー宣道場」のアドバイザーを東京の設営隊長に

頼んだのはわしです。

彼女は優しすぎる仏様のような人なので、頼られたら

全部受け入れてくれます。

そこをわしは尊敬しています。信頼しています。

 

けれど関西の猛烈な熱意に押し切られて、「ゴー宣道場」

運営の原則がずるずる壊れていくのは問題ですね。

落選者を当選させたところまでで、例外は止めておきたい。

 

関西設営隊は完璧を目指す必要はないです。

今までの準備を見てたら、もう上々でしょう。

少しぐらいの失敗は愛嬌。

東京の「ゴー宣道場」だって、いきなり完璧じゃなかった。

ホトケの設営隊長も、今回ばかりは関西の熱気に煽られて、

情が移ってしまっています。

仏さまだからしょうがないのだけど。

 

東京の門弟は誰もが関西に遠征できるわけじゃない。

「現場」を持つから、行けない人が大半です。

そういう人から見ると、クールに見えることもあって、

岸端の気持ちを察してくれて、助かります。

「先生は分かってくれない。MさんやKさんは分かって

くれる。」と、わしを責めるんです。

 

みんな、誠実に考えていて、行動していても、摩擦は

生じることはあるんですよね。

でも今回は、わしも仏の顔は落選を当選にした一回きり。

そういうことにしましょう。