小林よしのり

感動ポルノですみません

小林よしのり

日々の出来事
2016年9月8日 13:32


パラリンピックの開会式を見てたら、身体にマヒのある女性が

聖火ランナーを務めて、おぼつかない足取りでよちよち進んで

いくからヒヤヒヤしてたら、なんとすっ転んでしまった!

聖火が地面に投げ出されてしまった!

 

はあ?演出か?と思ったら、そうではない。

本当にすっ転んだのだ。

 

すると観客が一斉に立ち上がり、拍手をしながら声援を送る。

 

あわててスタッフが飛び出してきて転んだ女性を起こし、聖火

を持たせたら、またよちよち歩き出して、次の人に聖火を

つないだ。

 

さらに大きくなる観衆の声援。

あたたかい歓声が会場を包み込み、鳴りやまない。

 

いかん!ここで泣いたら感動ポルノだぞ!

ただ聖火をつないだだけであり、もし健常者がすっ転んだら

「吉本のお笑いか!」と突っ込むしかないような光景じゃ

ないか!

わはははは・・何も泣く要素はない。

 

障害者がすっ転んでも「お笑いか!」と突っ込めばいいじゃ

ないか!

なぜそれができん?

差別か?差別してるのか?

 

障害者なら、よちよち歩いて、すっ転んで、起き上がって、

聖火持たされて、次の人に渡す、それだけで大歓声になる。

なぜだ?なぜだ―――――っ!

 

・・と思って泣きました。

 

感動ポルノですみません。