小林よしのり

激変した社会を把握できてるか?

小林よしのり

日々の出来事
2016年 7月 5日


門弟が面白い報告をしてくれた。

「サザエさん」が視聴率99%で、2桁を割っているらしい。

祖父から孫まで一緒に住む家族なんて、ほとんどいないから、

今の子供にとっては昔話みたいに見えるのだろう。

 

「クレヨンしんちゃん」の父親も年収600万円で、それが

安月給だと家族から罵られていたそうだ。

今や年収600万円なんて富裕層になってしまう。

平均的な家族、平凡な家族を描きにくい時代なのだ。

 

そもそもあの時間帯に子供が家にいるのだろうか?

塾に行ってるんじゃないだろうかという疑問もある。

 

ほんの十年くらいの間に、概念を変えねばならないような

激変が日本社会に起こっている。

スマホを持った貧困者もそのような一例で、時代遅れの

感性を意固地に持っていたって、世の中把握できなくなって

きた。

ネトウヨとやらも、もはや古い人たちで、感性が老人なのだ。

「寝とウヨ」と書くべきかもしれない。

 

今日、配信のライジングで、泉美木蘭さんがここ最近の

銀座や都心の変化をレポートしてくれてるが、もう爆買いが

終わっている様子が呆れてしまう。

今の日本は一年で激変するから、置いてきぼりの人間が

ずいぶん多いのだろうなと思う。

 

復活『おぼっちゃまくん』の貧ぼっちゃまにもスマホを

持たせるべきかもしれない。