小林よしのり

舛添都知事をギロチンにかけよと熱狂する民衆

小林よしのり

政治・経済
2016年6月13日 23:55


舛添都知事をギロチンにかけよという民衆の声が静まらない。

都議会でもマスコミでも、集団リンチが続いている。

 

たまごサンドを買ったのか?

中国服は書道に有効か?

出版社の社長は来たのか?

公用車で巨人戦や第九コンサートを見に行ったのか?

ケチな追及を政治家や民衆が大真面目にやっている。

 

自公が参院選への影響を恐れて不信任案を提出するかも

しれないそうだ。

選挙のためなら集団リンチに加わるという。

 

舛添都知事は給料ゼロで働くと言う。

タダ働きすると言ってるのに、それでも民衆は処刑台に上れ

と言っている。

 

次の都知事にはだれがふさわしいかと都民に尋ねたら、

東国原とか橋下徹とか言っている。

面白そうだからとか、大阪で頑張ってたから東京でもとか

言っている。

こんなバカどもが巨額の費用を使って、また面白いか否かの

判断基準でリーダーを選ぼうとしている。

 

まさに『民主主義という病い』だが、この多数派の暴動を

個人で止める術はない。

テレビに識者で出てくる者も、辞任の必要はないなどと

言おうものなら炎上して、次のテレビ出演はないだろう。

そもそも集団リンチに加わらない識者などメディアには

声もかからない。

 

「レ・ミゼラブル」のエピソードに倣って、コソ泥には

銀の食器を与えよ、反省して死にもの狂いで働くからと

言っても、聞く耳を持たない。

 

誰もが追及しやすいケチな金額だったことが舛添のミス

だった。

石原元都知事のように、週3日しか都庁に出て来なくて、

舛添とは比較にならないほどの公私混同の贅沢三昧をして、

新銀行東京の設立に都税1400億円を突っ込んで失敗しても、

民衆は全然怒らない。

民衆とはそうした愚昧な連中なのだ。

 

『民主主義という病い』はもう脳髄に達していて、

治療不可能である。