小林よしのり

民主主義批判は先人がたくさんいます

小林よしのり

日々の出来事
2016年6月11日 03:59


時浦くんのツイッターで、『民主主義という病い』を

「西部邁が言ってたことだ」と揶揄してくる者がいるそうです。

「そうですよ」としか言いようがない。

 

単なる思想オタクなのか、アンチ小林よしのりゆえに、

わざと言いがかりをつけたいのか、そのどっちかでしょう。

本物の西部ファンなら、むしろこの本を喜ぶはずだからです。

 

もっと言えば、長谷川三千子が言ってたことです。

さらに言えば、バーグやオルテガが言ってたことです。

もっと言えば、『民主主義という病い』の中では、

誰が言ってたことかを、明示しております。

小林よしのりの「持論」と言われたくないと、あとがきに

はっきり書いております。

 

保守の思想は基本的には民主主義批判にならざるを得ず、

わしも西部氏からは相当影響を受けたが、歳をとるにつれ、

民主主義には本格的に懐疑的にならざるを得なかったのです。

特に、朝日新聞で高橋源一郎が民主主義の権威のように

扱われ、シールズというデモ小僧がヒーローのように

遇される惨状を見て、これほどの知性の劣化は許されない

と思うに至ったわけです。

 

西部氏や長谷川氏とは、安倍政権の評価をめぐっては、

完全に理解し合えません。

皇位継承問題や、経済政策も、わしは安倍政権の政策を

支持しません。

安保法制も、わしは憲法改正を困難に追い込む愚策であり、

米国追従で自衛隊を危険に晒すだけのものだったと考えて

います。

 

国柄の根本が皇室と思うわしから見れば、西部・長谷川

両氏がなぜ安倍政権を支持したのか分からんのです。

さらに西部氏の原発への愛着も全然理解できません。

もっと言うなら、憲法観も違っているように感じます。

 

このように保守といっても、米国依存の完全なるエセ保守

もいれば、西部氏のように自主防衛を唱えるまともな保守

もいれば、その保守の中でも、さらに見解が違っている

わしのような存在もいるわけです。

 

「保守とは何か?」というテーマは描きたいのですが、

今の国民の知性の劣化を見ると、売れないこと必至だから、

描く意欲が失せました。

もはや「ゴー宣道場」を活用して、しゃべり言葉と態度で、

伝えていくしかないでしょう。

だからこそ「ゴー宣道場」が大事なのです。