小林よしのり

辻元清美氏の国会質問は肝が据わっている

小林よしのり

政治・経済
2017年 2月 2日


辻元清美議員の国会質問をじっくり見た。

肝が据わっているというか、大したものだ。

 

日ロ交渉の問題は、共同声明にならず、プレス向け声明に

しかならなかったことには、わしも疑問を感じていた。

ロシア国内で発表されたプレス声明には北方4島の名称が

入っていないというのも、確かに怪しすぎる。

 

そして辻元氏が何度も強調していた国後に配置された

ミサイルの問題、プーチンが来日する直前に配置された

ミサイルは、安倍首相の喉元に匕首を突き立てたような

ものだという辻元氏の見立ては正しい。

安倍首相はなめられているのだ!

 

わしが一番危惧するのは、経済協力で北方4島の住民と

日本人が共に働く場合の主権問題だ。

「特別なルール」なんか出来るのか?

 

そして安倍首相は「私の代で平和条約」と言ってるが、

「平和条約」が優先されて、「主権の帰属」が置き去りに

されたら、そこですべてが終了!

北方領土はロシアに帰属でおしまいだ。

「私の代で平和条約」というのが、非常に気になる。