小林よしのり

トランプ大統領に進言したい

小林よしのり

政治・経済
2017年 1月 31日


わしはトランプ大統領の「保護主義」は賛成している。

トヨタに対する批判も、経済合理性を超えたパトリオティズム

の視点から合点がいく。

移民や難民の流入に制限をかけるのも、国境が必要な国民国家

の原理から支持する。

 

ただシリア難民だけは受け入れなければおかしい。

なぜならシリアが国家として破たん状態になったのは、

アメリカが民主化勢力に武器を渡して支援したからだ。

その反政府組織の中にはテログループも混じってしまっている。

 

「民主主義」という理念を妄信して、他国に余計な介入をする

アメリカのせいで、シリアから難民が発生しているのだ。

シリア難民を救うのは、アメリカにとって自分の尻ぬぐいだ。

 

それがオバマ前大統領によってなされた失政だとしても、

アメリカという国家の責任はとらなければならない。

トランプ大統領は、そう述べてシリア難民だけは受け入れよ。

きっと評価は上がるから。