小林よしのり

エマニュエル・トッドの見方が正しい

小林よしのり

政治・経済
2017年1月22日 23:39


朝日新聞と産経新聞はグローバリズムが好きだ。

弱肉強食で格差を拡大するグローバリズムが大好きだ。

イギリスのEU離脱にも、アメリカのTPP離脱にも、

相当嘆いている。

 

朝日新聞も産経新聞も、グローバリズムで崩壊寸前に

なり、将来不安が増す中間層が、ネトウヨ化し、

下層民や弱者や少数者をヘイトスピーチする状況を

放置したがっている。

 

中間層が崩れることは、資本主義のエンジンを失うこと

なのだが、それに気づきもせず、グローバリズムの継続

を願っている。

 

テレビのコメンテーターたちも、トランプ大統領誕生を

嘆き、ボロクソに言っている。

日曜朝の関口宏が司会の番組は、今までグローバリズムを

批判していたはずなのに、全員でトランプ大統領を貶して

いるから驚いた。

 

「自由」や「平等」の理念をトランプが言わなかったと

誰もが言うが、その「自由」「平等」「民主主義」の理念を

中東に押し付け、イラクを崩壊させ、シリアを無秩序化し、

大量の移民を出した事実をもう忘れたのか?

 

アメリカの「理念」を世界中に押し付けることこそが

帝国主義だったのに、なぜそれを肯定するのか?

アメリカ帝国主義の完成を、そんなに望んでいたのか?

誰もかれもが分裂症だ。

 

エマニュエル・トッドがこう言っている。

「一つの国というより帝国と化した米国に主導された時代、

グローバリゼーションが国を乗り越えるという夢が絶頂に

達し、そして墜落していくのを見た。一つの時代の終わりと、

別の時代の始まりを示している」

この通りじゃないか!