高森明勅

憲法と自衛隊

高森明勅

2017年 8月 4日

憲法と自衛隊の関係をどう考えるか。

自衛隊は違憲か、合憲か。

違憲と見るなら、行き先は2つ。

憲法の規定に従って自衛隊を解体させる。

そうでなければ、自衛隊を維持する為に憲法を改正する。

そのどちらか。

もし違憲論を唱えながら、
これら2つのいずれに与するかを曖昧にするならば、
それは欺瞞だ。

自衛隊を合憲と見る場合、行き先はやはり2つ。

憲法も自衛隊も今のまま。

これに対し、
自衛隊を「一人前の軍隊」にする為に憲法を改正する、
という立場がある。

安倍首相が口走ったのは
合憲の自衛隊を合憲化する為に憲法改正が必要」という寝言。

寝言は寝てから言うべきだ。