小林よしのり

リアリズムの力量について

小林よしのり

日々の出来事
2017年 6月 12日


「ゴー宣道場」、2つのテーマをやるには時間が足らないの

ではないかと思ったが、驚くべきことに濃密に話を盛り込む

ことができた。

大成功だった。

 

馬淵議員も山尾議員も、政治家としてリアリズムに基づいた

話をしている。

言葉だけでなく、実践を伴う。

最近の政治家はリアリズム無視で「空論」を語る馬鹿が多い。

男系固執の政治家などは、「空論」のみで、「妄想」に達して

いる馬鹿までいる。

 

現実に無理だということが分からない政治家って、政治家と

言えるのか?

 

馬淵議員の「施行に向けて」の「向けて」3文字を入れる

ことに3日かかったという話には感心した。

これが国会議員のリアリズムの力量なのだ。

民進党の議員には、法案を作成するための、リアリズムの

力量があることを再認識した。

 

言論人は理想論を語ることができるし、原理原則を語ること

ができる。

それは道を踏み外さないために重要なことだが、言論人とし

ても、「空論」や「妄想」はまったく論外だ。

 

政治家は理想に向けた、そして原理原則を射程に入れた

リアリズムを実現しなければならない。

自民党にはその力量が失せてきているが、民進党の議員は

そのリアリズムの力量を蓄積していることが分かってきた。

 

マスコミがそれを伝えられずに、安易な野党批判ばかり

やっているなら、わしが真実を伝えてやろう。