小林よしのり

山尾・倉持の責任は重い

小林よしのり

日々の出来事
2018年 1月 24日


西部邁氏の死を考えると、自分の存在意義があと何年残って

いるかと思わざるを得ない。

 

西部氏は、言論なんて虚しい、自分の言論なんて何の意味も

なかったと言っていたが、やばいことにわしの『新堕落論』

はまさにそこから始まる。

堕落のスピードの方が速すぎる。

 

わしの長年の主張は「自主防衛」であり、「主権回復」で

あり、「侵略戦争の阻止」だから、山尾・倉持の「立憲的

改憲」は、わしの人生の最後の賭けかもしれない。

ここでしくじって、安倍加憲に負けたら、もうアメリカの

属国化は、わしの生きてるうちには防げない。

 

堕落のスピードが速すぎるから、日本国の真の独立は

もうやってこないかもしれない。

わしもどこまで気力が続くか分からないし、わし以上に

気力がある日本人も見つからないし、わしが病気になっ

たらおしまいだ。

自意識過剰だが、日本には従米ポチしか見当たらない

から、西部氏が死んだなら自分がやるしかない。

 

そんな警告も籠めて『新堕落論』を描いたが、もはや

奴隷のルサンチマンは日本人の骨身に達しているから、

理解してもらえるかどうかも分からない。

 

思想・哲学としては『新堕落論』で、実践としては

「立憲的改憲」に賭けてみる。

山尾・倉持はわしに希望を見せてくれたのだから、

全力で責任をとれよ!