小林よしのり

田原総一朗氏の「秋篠宮から愛子さま」は勘違い

小林よしのり

皇室・皇統問題
2018年 1月 4日


田原総一朗氏が「愛子さまを天皇に」と言っていて、

それは大変すばらしいことなんだが、田原氏は勘違い

している。

「秋篠宮さまのあとは愛子さまが即位を」と言って

いるのだ。これはダメだ。

 

秋篠宮さまが「退位」あるいは「崩御」されるときは、

何年後なんだ?

20年後?あるいは30年後?

愛子さまはその頃はもう結婚されて、民間人になって

いる。遅すぎるのだ。

先に女性宮家を創設しておかねばならない。

 

さらに、新天皇から秋篠宮は傍系継承になり、その後、

愛子さまになると、また傍系継承になり、継承の順位が

メチャクチャになってしまう。

 

皇位の継承の基本は「直系」である。

新天皇(現皇太子)の次が愛子さまというのが正当な

直系継承なのだ!

 

さらに言うなら、祭祀の継承は直系、一子相伝である。

新天皇から秋篠宮には本来、祭祀の継承は行われない。

今後、祭祀の継承はどうなっていくのだろう?

 

秋篠宮殿下が、皇太子になることを、自ら拒否された

意味を考えなければならない。

政府は皇嗣殿下という名称にしたが、「皇太子不在」

今後、何十年も続くのだ。

この不自然さは皇室の永続にとって、非常に問題である。

 

「愛子皇太子殿下」の誕生こそが、安定した本当の皇室

の姿である!

ちなみに言っておくが、愛子さまは「男系」である。