小林よしのり

出版社の社長は中立でいて欲しい

小林よしのり

日々の出来事
2017年 10月 11日


現在わしは『ゴー宣Special』第15章のコンテを描いて

いるが、全体の中でも特に重要な章なので、時間がかか

っている。

 

気になるのは、幻冬舎の見城徹社長がアベマTV

ものすごい安倍晋三のヨイショをしていることだ。

この人の安倍信仰は、色んな作家を抱えている出版社の

社長としては、もはや常軌を逸している。

 

わしが今、描いている『ゴー宣Special』は、これまで

のわしの思想の集大成と言ってもいいくらいの作品で、

できるだけ多くの人々に読んで欲しい。

 

直接的な安倍批判は描いてないが、思想的な真実を描けば、

安倍晋三には不利になる内容も当然ある。

そもそもわしが安倍政権を評価していないことは見城氏も

知っているだろう。

幻冬舎でこの本を出しても、ちゃんと売ってくれるの

だろうか?

 

わしはどこの出版社から出しても、この本は売れるという

自信がある。

始めから売ってくれないと分かっている出版社から出す

のは不本意だ。

 

担当・志儀氏との信頼関係で、全力を尽くして描いている

のだが、社長の権力への共謀ぶりは、まったく不安になる。