小林よしのり

職業倫理を持たぬ人たち

小林よしのり

日々の出来事
2018年4月11日 07:37


文芸春秋5月号に「自殺・財務省職員父親の手記」という

記事が載っている。

「息子は改ざんを許せなかった」とあるので、これを読み

たくて買った。

 

ところがこの記事に対して遺族が抗議しているというのだ。

この手記を父親が書いていないと言っている。

父親は文春記者に息子を亡くした思いを話したが、「手記」

として載るとは聞いていなかったという。

 

なんだよ、それは。

インタビューに答えたものを「手記」として載せていい

のかよ。

ライターが「盛って」書いてる可能性もあるから、信憑性

に疑問が生まれるじゃないか。

月刊文春も週刊文春も、「手記」と題された文章の信憑性

はかなり疑わしい。

 

「手記」の方が生々しく感じるから売れるのだろうが、

「手記」じゃないものを「手記」としてまとめると、

インタビューよりライターが操作できるので危険である。

 

最近のライターのレベルは酷くて、インタビューにせよ、

対談・鼎談のまとめにせよ、すごくヘタクソで、テープ

起こしのまんまだったりする。

あとで修正に手間がかかるから、わしはインタビューにも

対談にもできれば応じたくない。

文章化されるときに、全然納得できないのだ。

みんな職業倫理というものを持ってないんだろうな。