小林よしのり

自衛隊明記より酷いのは現憲法の聖書化

小林よしのり

日々の出来事
2018年 3月 6日


倉持麟太郎氏の「WEB RONZA」の文章「安倍改憲

では安倍改憲の目的は達成できない?」を読んだ。

憲法9条に自衛隊を明記しても、自衛隊が「戦力」か

否かの論争に決着はつかないということを緻密に

証明している。

 

だが、安倍首相のこんな手口にも一分の理がある。

「9条原理主義」の者たちが、現在の憲法を「一文字

たりとも変えさせない」と構えていて、「立憲主義」を

回復する意志すらないのだから。

 

現憲法は聖書なり!

集団的自衛権が解除されても聖書なり!

守られなくても聖書なり!

立憲主義より尊い現憲法は聖書なり!

 

これほど馬鹿では「自衛隊明記」しか突破口がない

という思いだろう。

「立憲主義」が分かってないのは、安倍首相も護憲派も

同じなのだが、憲法を聖書化しない分だけ、安倍首相

の方に分がある。