小林よしのり

「アルマジロ」と化した立憲民主党を動かせ!

小林よしのり

政治・経済
2018年 2月 26日


ANNの世論調査では、憲法改正について、国会で発議して、

国民投票を行うことに賛成と答えた人が56%だったという。

反対は31%だ。

これはすごい希望を抱く数字だ。

 

まだ改憲の方法論に「立憲的改憲」というものがあると、

選択肢が知らされていない段階で、56%が改憲賛成とは、

さすがに国民も「護憲」をイデオロギーとして死守すると

いうタブーは破っていいと考え始めたのだろう。

 

与党は結集して「自衛隊明記」の発議を目指すがいい。

今のままの野党では「何でも反対」の延長戦で「改正反対」

としか言ってないと無視されるだけだ。

特に若者は、野党は「現状保守」でしかないと馬鹿にして

おり、自民党を「改革政党」だと思って支持している。

 

「保守とは何か?」「改革とは何か?」を答えられる若者や

一般国民はいない。

イメージとして立憲民主党も「アルマジロ」のように、

丸くなって微動だにせぬ政党だと思われているだけだ。

左翼の老人政党のままでいいはずがない!

 

もし立憲民主党が山尾氏の「立憲的改憲」を採用しないなら、

社民党・共産党と同じ「護憲カルト」として、わしは猛批判

するしかない。

そしていずれアメリカが行う戦争に、日本政府が集団的

自衛権の行使を始めたときには、護憲派に「切腹しろ!」と、

わしは迫るつもりだ。

 

「立憲的改憲」に野党が賛成すれば、わしは全力で応援する。

産経・読売は御用新聞だから、「立憲的改憲」を報道しない

だろうが、朝日・毎日・東京新聞は、枝野幸男の意思決定を

待たずして、早く国民に知らせるべきである。

侵略戦争を封じる憲法改正案が実はあるんだと!

憲法違反の権力の暴走を防ぐのが「立憲的改憲」だと!

 

国民の知る権利をマスコミは守れ!

知らしむべからずは権力者の考え方だ。

下から真の輿論を作り、政党を突き上げて、

「アルマジロ」と化した立憲民主党を動かせ!