小林よしのり

枝野幸男氏に立憲主義のために報告

小林よしのり

政治・経済
2018年 2月 5日


昨日、高森・倉持が出たニュース女子を見たが、ネトウヨ番組

にしてはとても良い議論だった。

 

これを見てわしは益々、「自衛権(自衛隊を戦力とする)」を

書きこみ、「集団的自衛権」を封じておくべきだと思った。

 

世界標準が「自衛権」は「個別」も「集団」も含むのだとしても、

日本は去年の「安保法制」以前に戻すべきだ。

ここは立憲民主党の枝野代表と協調できるところだろう。

 

なぜなら日本そのものが米国の「全土基地化」しているという、

とんでもない属国状態であるからだ。

日本人はこのことに気づきもしてないのだが、日本は全土を

米軍の基地にされている。

だから北方領土をロシアは渡せないのだ。

 

日本はとっくに「集団的自衛権」を行使して、米軍の兵站基地を

担い、ベトナム戦争も、イラク戦争も参加している。

 

つまり、去年の集団的自衛権の「解除」は、実は解除ではなく、

集団的自衛権の「拡張」だったのだ!

 

米軍の侵略戦争の兵站基地を担い、その上、米軍と一体化して

戦うという、もはや釣り合いのとれぬ同盟関係になってしまい、

日本の属国化は深まる一方の状態だ。

 

なにもかも日本人に覚悟がなくて、米国に依存するニートで

いたいという堕落が原因だが、憲法論議を通じて、日本国民を

啓蒙する活動はしなければならない。

 

「立憲的改憲」は自国の防衛のみはするが、侵略戦争をできなく

するために権力を縛る憲法をつくるものだ。

 

現在の憲法では、侵略戦争に加担するばかりで、これを防げない。

9条護憲派は、よっぽど侵略戦争が好きなのだろう。

平和を愛する気持ちも、正義感も足りないのだ。