高森明勅

人妻達の悪巧み

高森明勅

2018年 5月 31日

妻と娘が無事、帰国。

2人で1週間程イタリアへ行っていた。

どちらも人妻。

つまり旦那が日本とシンガポールに、
それぞれ1人寂しく置き去りされていたのだ。

何と薄情な人妻達であろうか。

以前、この2人はローマを中心にイタリアを巡った。

それでイタリアが気に入ったらしい。

イタリアの男性はすれ違う時に、
自分が携帯電話をかけながらでも、
しかもこちらは母娘の2人連れなのに、
「お茶でもどう?」とマメに声を掛けてくるとか。

まぁ、それで気に入った訳ではあるまいが。

今度はべネチアを中心に旅行を計画したようだ。

それも妻などは、事前に塩野七生『海の都の物語』(全6巻)
を読み込む熱の入れよう。

そう言えばローマに行った時は、
同じ塩野作品の『ローマ人の物語』(全43巻!)
を読んでいたっけ。

その前にスペインに行った時は、
次男をボディーガード代わりに連れて行った。

だがその後、余分な(?)1人分の旅費を倹約して、
自分たちの贅沢に集中的に使う事にしたらしい。

このところ専ら母娘2人旅。

イタリアはまだまだ観る所が一杯あるわ」と、
早くも次の旅行を企んでいるようだ。