泉美木蘭

真ん中の位置にもどす力

泉美木蘭

2017年 6月 23日

このごろ夜ふかし気味だったので、昨夜はうまく寝付けないまま
朝4時になってしまい、起きてMXに行くことになってしまった。

きょうは「決められる政治」の話をしながら、
「そもそも選挙で選ばれた議員が議席を占めているんだから、
強行採決というものは存在しない」「野党の採決妨害なんだ」
とかの言説が頭に浮かんできたんだけど、
やっぱり「結論ありき」で「決める」ことしか考えず、
議論をすっ飛ばして数の力で押し通すこと、それは「強行採決」
と言うべきだと思う。
・・・と、しゃべりながら再認識した。

明らかに総理や総理夫人の「命令・関与」があったとしか思えず、
みんなが「必死で隠ぺいしているなあ」と最初は思っていたのに、
いつのまにか「忖度」という言葉が注目を浴びてブームになる。
そして、
「良い忖度、悪い忖度がある、日本社会はどこにでも忖度がある」
などと言われると、
「そういやうちの会社もそういうところある…」
「どこの誰もが忖度してるし、悪いこととも言えないな…」
とごまかされてしまう。

一見「そう言われればそうかもしれない」と思わされる詭弁や、
屁理屈のたぐい、“斜め上から目線”のものの言い方があまりにも
氾濫していると思う。
そういった言説にごまかされずに、堂々と真ん中の位置にもどす力、
すごく当たり前のことを指摘する力がこれからますます必要に
なるんじゃないかなと思う。

今日は16時45分から、前川さんの記者会見があるそうだ。