小林よしのり

藤井聡氏は面白かった

小林よしのり

日々の出来事
2019年 4月 8日

昨日の「ゴー宣道場」はわしとしては楽だった。
藤井聡氏が圧倒的な話術で押し切ってしまった。

日本は1997年の消費増税から成長できなくなったと
聞いたとき、その1997年というのが昭和なのか平成
なのか分からず、イメージできなかったのだが、
「平成9年」と聞いたら、「その頃か」と把握できた。
元号の意義はやっぱりあるなと感じた瞬間だった。

消費税アップが日本経済にとって、超危険だという
ことは分かった。
藤井氏が『ゴー宣』で描いて欲しそうだったので、
描くかもしれない。

公共事業の弱点は人手不足だとわしは思っているが、
給料を上げたら日本人が集まるかどうか分からない。
政府が働くことが悪であるかのような勢いで、休日
ばっかり増やしているし、残業を禁止しようとまで
している。
日本人は勤勉性を失ってしまう恐れがある。

若者は3Kを嫌がるから、すでに建築の現場では
外国人がいなければ成り立たない会社もあるようだ。
人件費を削って儲かるという最近の悪習を改善する
ことができるのかどうか?

わしも地方都市まで目を配った国家ビジョンに基づき、
公共事業をガンガン行うべきだと思っているが、
それが移民の増加を招くようになる原因になったら、
国柄が崩壊するのが恐ろしい。

他にもまだ疑問があるので、もっと議論を掘り下げる
必要がある。
藤井氏をまた招きたいと思う。