小林よしのり

明日発売!応募締め切りまであと1週間

小林よしのり

日々の出来事
2019年 10月 2日

いよいよ明日、ケネス・ルオフ氏との『天皇論「日米激突」』
(小学館新書)が発売される。
そして10月20日(日曜)開催の「ゴー宣道場」は、この
ルオフ氏をゲストに招いての議論になる。

この「ゴー宣道場」の応募締め切りは、来週9日(水曜)、
あと1週間である。あと1週間しかない。

ルオフ氏は米国の日本研究の第一人者で、著書『国民の天皇』
(岩波現代文庫)で大佛次郎論壇賞を受賞している。

天皇論となると、高森明勅氏以上に正確な校正を任せられる
人はいないので、大変ありがたかったのだが、今回に関しては、
非常に不安だった。
なぜなら、高森氏はこの内容に満足するはずがないという
ことを予感していたからである。

神武天皇は実在しない。「倭」に関する論考。血統と血液。
おそらく色んな箇所が高森氏はご不満だろうから、それは
「ゴー宣道場」で存分に述べて頂きたい。

わしはこの新書で、今まで描いた通りの天皇論を披露して
いても、読者は面白くないと思うし、新たな天皇に関する
考え方をルオフ氏相手に公開してみることにした。

わしはルオフ氏が日本語を勉強してくれて、日本文化の
核心である天皇に興味を持ってくれ、違いは違いとして
認め合いながら議論してくれたことに大変感謝している。
日本人と話しても、文化の違いを乗り越えようという刺激
は味わえないし、わし自身が英語すらしゃべれない怠惰な
人間だから、ルオフ氏の日本語で議論してくれる知性と
勇気には感謝しかない。

「ゴー宣道場」では、参加者の皆さんにも、ルオフ氏と
議論する楽しさを分け与えてあげたい。
素晴らしい人格者なので、第二部ではぜひともルオフ氏に
質問して、ルオフ氏の回答を聞いていただきたい。

応募締め切りは10月9日(水曜)だ。