倉持麟太郎

河野太郎の正論

倉持麟太郎

2019年 7月 20日

韓国の駐日大使の発言に、河野太郎外相がその場で反論した。素晴らしいと思う。

①まず、国家間の関係というのは、大切なパートナーだというのと、ギリギリの緊張感の中で絶対に譲れない一線を刀のように突き付けながらやっていくというのは別の話だ。笑顔で握手しながらあらゆる手段で相手からなにかを譲歩させたい、一つでも多く獲得しようとする、それが現実だし、あるべき姿のはずだ。パートナーだから何も言わない?アメリカは同盟国だからケツまでなめます?韓国は大切な隣国だから何でもなあなあにする?ふざけるな。いつまで大人になれないんだこの国は。国家間の関係はビジネスにも似ている。お互いウィンウィンだから一緒にいる、不利益になることは真摯に、紳士に伝える、そうやって、ジリジリと関係を自陣に有利なように動かしていく。

ネトウヨもネトサヨも、大人になるべきだ、自分が肩入れしたら妄信、それ、おかしくない?

ビジネスも、私が日々やっている交渉も、抜き差しならないギリギリのところで何を譲歩し、何を獲得するかの戦いだ。それが、顧問先とか、いわゆる「パートナー」だとしても。

②そんな中で、河野太郎外相が、駐日韓国大使にその場で「無礼だ」と言い返した。よくやったと言いたいし、当たり前だと言いたい。

安倍総理は、プーチンにもトランプにも、その場で何も言えなかった。交渉のその場で抗議する、言い返すというのは本当に大事なことなのだ。

しかも、国家間の交渉は政治家にしかできない。

是非、責任ある与党というなら、最低限このようにふるまってほしい。野党も、いちいち声明や考え方を示してほしい。

「リベラル」と称して、まるで韓国メディアか、というような一辺倒なメッセージばかりが目に付くので、頭にきたので書きました。

今の野党は、およそ賭けてみようと思わせるメッセージを、出せていない。

でも、あきらめない、そういう勢力を、作ろう。