小林よしのり

丸山穂高を糾弾するのは異常だ

小林よしのり

日々の出来事
2019年 6月 7日

丸山穂高議員への糾弾決議が全会一致で可決された
という。
北方領土で、「戦争でこの島を取り返すことは賛成
ですか、反対ですか」「戦争をしないと、どうしよ
うもなくないですか」と発言したことが、第一の
原因らしい。
その他として、酒乱で暴言吐きまくりというのが
原因に追加された格好だ。

小泉進次郎はこの糾弾決議を「腑に落ちない」と
して、採決を退席したらしい。
小泉氏を見直した。個のある議員だ。

わしは酒乱は嫌いだが、領土問題に関する丸山議員
の発言には違和感はない。

安倍晋三首相が失敗したように、「話し合い」で
北方領土を「2島だけ」返還してもらおうとした結果、
ロシアをますますつけあがらせただけで、実効支配
は進む一方だ。
安倍首相の方が国益を激しく毀損したと思う。

丸山穂高を糾弾するなら、「話し合い」だけで解決
できると、断言して、実行しなければならない。
失敗したら、腹を斬ると国民に約束せよ!

丸山の言う通り、「憲法9条や99条違反だという
のは飛躍のしすぎ」である。
「反戦平和」をイデオロギーにして、「言論の自由」
を封じてはならない。