泉美木蘭

コロナ死者の葬儀は行えるし、最後のお別れもできます

泉美木蘭

2020年 4月 13日

厚生労働省の新型コロナウイルスで亡くなった方に関する
公式見解によれば、

遺体に対して感染対策を行う必要はあるものの、
遺族が遺体と対面することもできないというのは間違った対応で、
非透過性納体袋に収容して、その表面を消毒すれば、
通常の葬儀を行うこともできるし、
消毒をきちんと行って手袋を
着用すれば、
遺族が遺体に触れることもできるとされています。

日本環境感染学会のガイドでも、
遺体搬送業者が遺体に接触する際は、感染対策のために手袋、
マスク、フェイスシールド、ガウンを装着して対応することが
望ましいとされていますが、
「新型コロナウイルスだからといって、葬儀や火葬の際に
特別に厳密な対応が求められるわけではありません」
と書かれています。

患者のプライバシー保護のために、コロナ感染者であることを
伝えずに遺体搬送業者に引き渡されたケースがあったため、
葬儀業者の恐怖を誘ってしまい、通常の肺炎による死亡者まで、
遺族に会わせずに火葬されてしまうケースが増えたようですが、

正しい情報がちゃんと伝達されるようになれば、
葬儀業者の方が恐れる必要もなくなるでしょう。
実際には葬儀は行えるし、最後のお別れもできるというのが
正しい情報です。

メディアも恐怖情報だけでなく、こういった正しい情報を
きちんと広めていただきたいです。