小林よしのり

選民意識はダメ、褒める人は褒める

小林よしのり

日々の出来事
2020年 4月 2日

カレーの「世界のゴー宣ファンサイト」が面白い。
サービス精神が凄い。わしの本の売り上げにも貢献
してくれている。
「ゴー宣道場」の応募も手伝ってくれている。

このサイトを「ゴー宣道場」サイトから繋がるように、
みなぼんやってくれ。
わしは、わしを楽しませてくれるもの、わしの創作意欲
を高めてくれるものは、全部大事だ。

わしが最近、「ゴー宣道場」の中で気になるのは、
人の能力の優劣を強調しすぎるきらいがあることだ。
自分には能力がある、他人には能力がないという発想は
止めた方がいい。
私はエリートだと言うのと同じだろう。
オウム信者も選民意識を持っていたが、わしの読者
なら誰だって可愛い!全員公平に可愛い!

誰がどんな場面で、能力を発揮するか、あるいは
役に立ってくれるか、あるいはわしを面白がらせて
くれるか、わかりゃしない。
わしも60代後半に突入してきたのだから、せめて
わしの愛読者にだけは「耳順う」境地に入りたい。

論敵には「公」のために斬りかかる殺気はまだ失う
わけにはいかない。
どうしても日本国を独立させねばならないから!

山尾志桜里さんから電話があった。
今、やっていることを聞くと、まったく「公」のため
だけに力強く活躍してくれている。
「私を見て」の承認欲求がまったくない。
大したものだ。人はいつ死ぬか分からんから、褒める
チャンスがあれば、とことん褒めておきたい。