泉美木蘭

ワイルド~!

泉美木蘭

2020年 10月 18日

『新型コロナ 専門家を問い質す』のゲラ、一通り終わった。
あとでもう一回確認しようかな。
脚注とコラムのところで、引いてきた論文やデータをチェック
しておきたい。
今回は、この本の図版ために医療者向けの治療や臨床検査の
手順書まで借りてきて読んだから大変だったけど、
良いものができてると思う。

スーパーに買い出しに行ったら、袋詰めの台のところで、
みんながポリロールの袋の口を開けるのにやたら苦戦してた。
今日は乾燥しているからね。
静電気でぴったりくっついてるし、指先はかさかさだし、

以前は置いてあった湿ったダスターは撤去されてるし、
ペロッとつばをつけるのも衛生上できなくなったしで、
他人どうしが寄り集まって、黙ってもじもじもじもじと
ポリ袋を揉んでいるから、その光景を引きで見てたら
なんだかおかしくなってきて、思わず吹き出してしまった。

「スーパーのポリロール乾燥問題」って、結構大きくて、
イライラしてきて思わず親指をぺろっとすることで解決
したくなるんだよねぇ。

湿ったダスターを置いてくれたらいいのに。
使いたくない人は、使わないんだから、個人の自由でいいじゃん。
しかも手指消毒したい人は、どうせまた出口で消毒するんだし。
そういう、雑で活気があった頃に、もどれるだろうか。

大きな岩牡蠣がすごく安かったので買ってきて、
しかし、ナイフで殻を開くのにめちゃくちゃ苦戦してしまい、
かるく流血しながら、バカッと開いて、ぶるっと一口で食べた。
う~~~ん、こりゃおいしいわ。
擦りむいた手指が染みるけど、このワイルドさに、
自分の生命力の逞しさを確認できて満足した。

牡蠣はたびたびあたるけど、別に生牡蠣を廃絶しろとは
誰も言わないよね。
あと刺身で、アニサキスにやられて、とんでもない激痛で
救急に駆け込んだという人が、私の身のまわりには何人も
いるんだけど、それでも人々は、また懲りずに刺身を
食べている。
ワイルド~!