小林よしのり

ワクチン接種は自由の道ではない

小林よしのり

日々の出来事
2021年 7月 21日

アメリカの五輪選手がワクチンを2回接種していても、
コロナに感染している。

「ブレークスルー感染」だと言うが、ロサンゼルスでも、
イギリスでも、イスラエルでも、ワクチン接種が進んで
いるのに、感染は急拡大している。

イスラエルのワクチン接種者と未接種者のデータを
比較すると、接種者の方がコロナ感染で重症化している。
未接種者は軽症か無症状で済んでいる。

果たして「ブレークスルー感染」なのか、あるいは
ADE(抗体依存性感染増強)なのかは、分からない。

イギリスでは、新規感染者が5万人に達していて、
8月には10万人になるだろうと予測を立てながら、
感染規制を全て取っ払った。マスクもしなくなった。

ワクチン接種は建て前であり、何をやってももう無駄だ
と悟ったのかもしれない。
今さらながらスウェーデン方式に転換だ。

ワクチンを接種しても、結局は世間がマスクを外さず、
感染対策を続けたがるから、意味がない。
これは精神病なのだ。

大衆が怯え、政府が怯えた世論に従っている限り、
自由は来ないのである。