小林よしのり

世間国家の世間ルールに呪われた日本人

小林よしのり

日々の出来事
2022年 6月 28日

新聞集金の若者がマスクをしてハアハア言っているので、
妻が「そのマスク外したら?熱中症が危ないですよ」
言ったら、「いやいやいや・・」と首を振って、
「だって流行ってるでしょう?」と返してきたという。

「流行ってませんよ。東京でたった1500人くらい。
PCR検査なんかするからですよ。ほとんど無症状なん
だから。」と言うと、「いやいや、子供に唾が飛んだら
大変なことになります。」と拒否されたという。

やっぱり本気でいまだにコロナ(オミクロン)を怖がっ
ている若者もいるのは確実だな。
現在の変異種オミクロンと、武漢株からのコロナの違い
なんか、テレビで誰も説明しないし、飛沫・エアロゾル
感染と、糞口・接触感染の違いなんて、誰も考えは
しないし、とにかく「科学」がまったく通用しない。
アメリカじゃ、マスクなんかとっくに外してるし、
PCR検査なんか止めていることも知るまい。

日本国内の「世間」だけが絶対ルールになってしまい、
「個人」がゼロになってしまった。
法治国家ならこんな事態は終わらせられるが、日本は
世間国家だから猛暑でも続く。
法治国家にしようとわしが言うと、くらたまみたいに
猛反発するから、どいつもこいつも「八つ墓村」の住民
である。呪われている。