小林よしのり

テロに屈してはならないというくだらない意見

小林よしのり

日々の出来事
2022年 9月 15日

〇日本は「人治主義」の国ではない。
故人に対する思いは人それぞれ、死生観も人それぞれ
なんだから、葬式に参列しようと欠席しようと自由だ。
政治家は道具であって、自分の望む政策を実現してくれ
なかったら評価しない。実現してくれたら感謝する。
それだけだ。

〇エリザベス女王のように国民に親しまれた国家の
象徴なら、国葬は当然。
イギリスも日本も、「権威」と「権力」が分立して
いるのだから、国葬級は日本では「大喪の礼」だけで
いい。

〇「テロに屈してはならない」という言葉を、まるで
絶対の教義のように受け取っている奴は馬鹿だ。
テロを絶対悪にしたのは「テロとの戦い」と言った
アメリカであって、くだらない優等生だけが、米国の
プロパガンダを妄信して、「統一原理」にしてしまっ
ている。
韓国ではテロリスト・安重根が国の英雄だが、民主
主義が崩壊しているわけではないし、テロの言い分を
聞けば、同情できる場合もある。
明治時代には来島恒樹という偉大なテロリストがいた。
山口二矢も言い分は正当なものだった。
ものごとを時・処・位で考えられない硬直した優等生
だけが、「テロに屈するな」を思考のマニュアルに
してしまう。
「統一原理を排除せよ」は正義である。
特に、「反日カルト」に、権力の中枢を侵食されたのは、
国家の恥である!
現在の報道姿勢は正しいので、大いにやって欲しい。