小林よしのり

野望が大きすぎる人は仏陀になれるのか?

小林よしのり

日々の出来事
2023年 6月 3日

わしの人生はあと10年だ。

まず愛子皇太子の誕生を見届けて、ウルトラ大パーティー
を開催する。

次に『おぼっちゃまくん』をインドで再び大ヒットさせ、
世界各国に波及させて、映画化まで持って行く。
わしのギャグの才能はこれに全部、ぶち込む。

日本国内では『夫婦の絆』を皮切りにストーリー漫画に
転向して、圧倒的なスケールの代表作を作り上げる。

『ゴー宣』は憲法をテーマに西洋と日本の法感覚の違い
を明らかにして、国家の骨組みを完成させる。

さて、これは可能だろうか?
70歳にしてこんな野望を持つことは異常だろうか?
あと10年生きられたら、これを実現するつもりだ。
わしは健康診断なんか受ける気もないし、母のように
すい臓がんになったら、半年で死んでしまう。
その時はその時でいいじゃないか。
このまま80代も生きてたら、どんな野望に突き動かさ
れるか分かったもんじゃない。
最後は仏陀にならねば。