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小林よしのり

一番大事なのは作品の感想だ

小林よしのり

日々の出来事
2024年 1月 22日

夫婦の絆コンテがあと4pで完成なのだが、描けない。
次回の山場に向けて布石を置いておかねばならないからだ。
12pまではこの展開で面白いのだろうかという不安もあり、
一歩も進めない状態だったのだが、秘書みなぼんが、
感想を送って来てくれた。

普通、最後までコンテが来て、感想をくれるのだが、
さすがみなぼん、今回は途中なのに感想を送って
来てくれた。
わしの苦労を悟ったのだろう。
わしに自信を持たせる感想で、やっと迷いが吹っ切れた。

みなぼんはわしをほったらかして歩いていたが、
最近はちゃんとわしの足元も気遣ってくれる。

だが、一番大事なのは作品の感想だ。
感想でわしの創作意欲を燃やしてくれるのだから、
大した能力だ。

 

小林よしのり

漫画家

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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