小林よしのり

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』の感想です。

小林よしのり

日々の出来事
2024年 10月 28日

着色されたインド版『おぼっちゃまくん』のアニメが3本、
送られて来た。
やっぱりアニメになると、可愛いし、絵が綺麗だし、
見やすくて最高だ。
感想を書いておきます。

『応援団に入部ぶぁい』(アニメーション)
茶魔の女装姿・茶魔美がすっごく可愛い!
表情がよく描けているし、ヘリコプターからロープで
吊られて動く茶魔や、鼻ホジホジしている茶魔、扇子を
両手に猫を応援する茶魔、団旗を振って凶暴な顔をして
応援する茶魔などなど、どれも面白く笑える絵になって
いる。
茶魔の声も相変わらず可愛い。
応援団もよく描けているし、相撲部も出てきたりと、
日本ならではの要素が出てくる回になっていて、
インドの子供たちにとってはきっと新鮮だろう。

『警察犬』のお話(アニメーション)
警察犬になって金メダルを取りたいという、茶魔の
発想がそもそも異常で、馬鹿っぽいから、インドの
子供たちも笑ってくれるだろう。
金メダルにキスしている茶魔が面白いし、その後、
沙麻代ちゃんやお父ちゃまが言う「金メダル」に耳が
大きくなって聞き入る茶魔も可愛い。
盲導犬になろうと犬の口と尻尾をつけて登場した茶魔の
姿が可笑しくて、思わず吹き出してしまった。
「ゆるしてちょんまげ~!」のちょんまげが、めちゃ
デカくて面白いし、「あんたの言うことなんか、機関車~!」
の機関車姿になっている茶魔も可愛い。
茶魔語が連発してアニメ化されているのが、不思議だ。
どう翻訳してるんだろう?

『デコトラ』のお話(アニメーション)
カラーになったアニメーションで見ると、デコトラは
なかなか映える。
デコトラに水たまりの水を掛けられ、べちゃーと倒れて
全身ズブ濡れになった茶魔が、大きなお尻が桃のように
なって「この無礼桃~!」となるはずだが、左上に書かれ
ている下絵では葉っぱも描かれて桃のようになっているが、
アニメーションの絵では普通の大きなお尻になっている。
これは桃にはできなかったのだろうか?
デコトラの後ろに描かれている文字が日本語で、しかも
書体まで筆文字で表現されているのが凄い。
角刈りで腹巻をしたデコトラ運転手のおっちゃんとの
やり取りが可愛いし、おっちゃんの真似をして角刈りに
なった茶魔が可笑しく愛らしい。
沙麻代ちゃんを元気づけようと一生懸命考える茶魔の
可愛さがよく表現されているし、デコトラという文化が
インドでもあるのかどうか分からないが、反応が知りたい。