小林よしのり

景気の朗報マン

小林よしのり

2014年 1月 9日


アベノミがクスクス笑う政策は、
第4の矢が求められているらしいが、
第3の矢は外れたのか?

春から賃金アップが期待されると
メディアは言ってるが、本当か?

非正規雇用の数は過去最高を記録し続け、
今や2000万人近くまで増え、
4割に近づいている。

正規雇用はどんどん減っているのだから、
そりゃあ、ほんの一部の大企業は、
正社員の給料を上げられるだろう。
元々、内部留保が大きかったのだし。

さらに政府は、非正規社員が
5年勤めれば正社員になれるという
有効雇用期間を10年まで延長することを
検討している。
正社員になんかしてたまるか政策だ。

景気が良くなるのは株主や、
ほんの一部の企業の正社員だけ。
景気の話はメディアは広告料が欲しいから、
本当のことは伝えない。
「景気は気から」という言葉を信じて、
朗報だけを探し出して笑顔で伝えている。
彼らを皮肉を込めてこう呼ぼう。
「朗報マン」と。