小林よしのり

宮台真司・東浩紀との鼎談、どえらく勉強になった

小林よしのり

日々の出来事
2015年 5月 11日


宮台真司と東浩紀との幻冬舎新書のための鼎談、

また4時間半くらいやってしまったが、いやはやとんでも

なく面白かったし、勉強になった。

東氏のインターネットの恐ろしい罠について、今まで自覚

なかったが、今日初めて理解できた。

宮台氏の分析を聞いても、現状はなかなか底知れぬ絶望しか

見えないが、現状を把握するところしか始まらない。

自称保守の論壇村では絶対議論されない社会の実情を、

今日は知ってしまった。

やっぱりあの二人は凄い。面白い。

自称保守、あるいはリベラル左翼の枠組みに入らない言論が

確実にあるということを、わしらは提示して見せなければ

ならないだろう。

彼らの協力がまだ欲しい。

鼎談の後も、岸端と話し合いながら帰ったが、世界を均一化

させるグローバリズムの抵抗の拠点としてのナショナリズム

は、実はここにあるのではないかという例証があるので、

次の「ゴー宣道場」のときに話してみたい。

自分の思い込みを打ち破ってくれる存在は実に貴重である。