小林よしのり

宮台真司も東浩紀も個人主義だから群れにはならない

小林よしのり

2015年 4月 7日


宮台真司にしても、東浩紀にしても、小林よしのりと全ての

テーマで同意見になるということはあり得ない。

彼らは「個人」として戦っているのであって、「群れ」になる

つもりはない。

頭山満じゃないが、一人でいても寂しくない男なのだ。

 

現在の安倍政権下での「空気」や、思考停止の国民に対して、

彼らは怒っている、そして思想し続けようという個人主義を

持っている、その点を気に入ったから、「共闘」しようと

言ったのだ。

 

香山リカとお仲間のアイヌ「民族」派が、アイヌ問題を

「踏み絵」にして、彼らに絡んだところで、

彼らが動じることはないだろう。

 

小林よしのりと交流する者には、すべて「踏み絵」を踏ませろ

という「運動」が始まったようだが、

いかにも運動家のやることだ。

極左の運動家の体質は、昔の村社会の体質にも似ていて、

「オラの陣営」に与するか、異端者の陣営に与するか、
「踏み絵」を踏ませて、異端者を孤立させ、村八分にしろ

という「群れ」の思考パターンになる。

 

「ゴー宣道場」の師範は幸いにして、意見を同じくする幅が

広い。

だがそれは我々が何年もかかって議論し合って、合意に達した

テーマが多いからだ。

宮台や東が「ゴー宣道場」に入るわけではない。

彼らは個人で戦ってほしいし、そのうちまたぶつかることも

あるかもしれない。

ただ、宮台真司は尊皇攘夷で、自主防衛論者で、アジア主義者

であるから、随分わしと近くなったなあと感じる。

 

彼らとはまた鼎談して、幻冬舎から新書が出るだろう。