小林よしのり

少女の2年間に釣り合う刑は?

小林よしのり

日々の出来事
2016年 3月 29日


最初に恐怖を与えておけば、精神を監禁できるので、

逃亡できなくなるものらしい。

心を恐怖ですくませるわけだ。

13歳は子供だ。ひたすら怖かったのだろう。

 

13歳から2年間、大人の一年は短いが、思春期の一年は長い。

しかも貴重な一年、一年だ。

それを無駄にした男は単に法的に裁いても取り返しがつかない。

娘を探していた両親の苦悩も大変だっただろう。

 

江戸時代は市中引き回しの刑があって良かった。

市中引き回しの刑を復活させて、罵声だけでなく、石ころや

空き缶などを投げつけるのも許容されるといいのにと思う。

 

刑の重さが、被害者の苦悩と釣り合っているのかどうかを

いつも考えてしまう。

「人権」というイデオロギーが、いつも加害者のためにある

権利のような気がしてならない。