小林よしのり

新潮45の適菜収の主張に同感する

小林よしのり

マスコミ・報道
2016年 3月 1日


「新潮45」の表紙に「それで結局、安倍政権は何をやったのか」

とあったので、買って読んだ。

すごくうなずいてしまって、痛快だった。

 

「安倍政権がやってきたことは、民主党の売国路線となにも

変わらない。」

「憲法の恣意的な解釈、デフレ下の増税、TPP、移民政策、

農協や家族制度の解体といった愚策中の愚策、民主党の一番

ダメな部分、うす汚い部分を引き継ぎ、それを急進的に進めて

いるだけ。そういう意味では、政策実行能力のない民主党の

ほうがまだマシだった。」と書かれると、なるほどなあと

思ってしまう。

 

「ゲーテも言うように、活動的なバカほどタチの悪いものはない。

拉致問題や慰安婦問題をこじらせ、やったのはデタラメな

安保法制くらい。」

なるほど。「活動的なバカ」は確かに危険だなあ。

何もしないバカの方がいいよなあ。

 

適菜は自民党の改憲草案のデタラメさを知っており、

「安倍が改憲するくらいなら、未来永劫、今のままの憲法の

ままでいい。」と言う。

「改憲はきちんとした政府ができてからでいい。」と言う。

こう言われると、わしも迷ってしまうんだよなあ。

ため息が出るけど、適菜氏の言い分は説得力あるよ。