小林よしのり

安倍も高市も「権力者」の自覚がないから危ない

小林よしのり

政治・経済
2016年2月29日 23:37


「電波停止」「報道委縮」問題に、安倍首相があまりに幼稚な

反論をしているので呆れる。

安倍首相は週刊誌に「過去に隠し子がいる」と断定されたそうである。

「報道ステーション」で、首相が米国で講演した際、聴衆が首相を

「思慮深い」と言ったのに、「短期で怒りっぽい」と誤訳された

ので、抗議したそうである。

 

公人の最高峰にいて、最大の権力を持つ、一国の首相にしては、

異様なまでに器が小さい。

小さな小さなことを、目を皿のようにして見ていて、いちいち

怒ったり、抗議したりしているようである。

 

民間人であるわしの場合は、事実無根の嘘には、自分のブログや

作品で反論するか、よほど酷い場合は、抗議して修正を求めるか、

名誉棄損なら裁判に訴えるという手段しかない。

 

テレビ局の局長と食事して、自分への情を沸かせて、批判を

手控えさせる工作など、民間人には出来ないのである。

テレビ局に「電波停止命令」は絶対出せないのである。

民間人はテレビ局を恫喝するだけの権力は持たないのだ。

 

民間人は安倍首相がやっている「アメ」と「ムチ」で批判を

封じるような工作は出来ない!

 

安倍首相にしろ、高市総務相にしろ、自分たちが「権力者」で

あるという自覚があるのだろうか?

無意識に権力を乱用されてはたまったものではない。

 

権力者と民間人は違う!

「言論の自由」を守る義務があるのは、権力者である!

安倍も高市も、全然分かってない!